召天記念会

2003年3月15日
 というものに、親戚の行事で参加させて頂いた。

 「一体何?」と思われる人が多いと思うが、ようは「法事」。20年前にダンナの叔父(ダンナ母の弟さん)が亡くなっており、その法事なのである。
 なぜ法事と言わないかというと、今回はキリスト教形式で行われたから。

 この亡くなった叔父の奥さんがクリスチャンなので、叔父が亡くなった時のお葬式もキリスト教形式で行われたとの事。そして普通、仏式の法事なら三回忌、七回忌、十三回忌・・・と行っていくが、キリスト教ではどうやらキリの良い10年単位で記念会が行われるようなのである。ダンナいわく「そう言われてみれば、前に叔父さんの亡くなった記念会で集まったの、10年前だったような気がする」とのこと。
 というわけで、今回ダンナ宛(一応私の名前も連名で)に記念会のお知らせが来ていたので、私も参加させてもらったのであった。

 場所は横浜市内の霊園。叔母さん(亡くなった叔父さんの奥さん=以下叔母と書く)が横浜市内在住なので、霊園も近くて良かった。私たちにしてみれば幸い。ダンナ父や本家の伯父さんらは新潟からこの日出てきたのだけど。
 法事ならお寺など室内で行われるが、今回は記念会の場所が霊園そのもので行われるので、天気が良ければいいなぁ・・・と思っていたが、あいにくの天気。記念会が始まる午前11時には、傘を差さないとやや厳しい状況。
 というわけで、雨の中記念会が進められた。

 進行は牧師さん。そして賛美歌も歌うので、キーボード奏者もいるのだが、キーボードは当然小さい電子キーボード。
 でもこの雨の中なので、傘を差しながら楽譜を見て弾いている・・・大変そう(汗)。
参列者一同には賛美歌の歌詞が書かれた紙が配られ、キーボードに合わせて歌ったり。
 最後にはお焼香の代わりに、一人一人がお墓に水をかけて黙とう。
 そんなこんなで、30分位で会は終了。その後は会食のため、近所のお寿司屋さんへ移動。

 ちょうど霊園で会を終えて会食に向かう時に天気が回復。
「何もちょうど外でやる時間帯に限って一番天気悪くなくてもねぇ。」なんてみんなでボヤいていたが、
「あいつ、雨男だったんだよ。」とダンナ父。
「亡くなったお葬式の時も、どしゃ降りの大雨の日でねぇ・・・」
と言っていた。
 やっぱそういうものなのかな。亡くなった人がちょうど降りてきてるとか。

 会食では主催の叔母さんが色々と進めていったが、食事の途中で今回の参列者が、叔父さんについて一言ずつ思い出を語る場があった。今回の参列者は叔父さんの残された家族(叔母さんとその子供二人=ダンナイトコ)の他は、叔父さんの当時の職場同僚、叔父さんの兄弟縁者(つまりダンナ含めてダンナの伯父、伯母、イトコら)、そして残された叔母さんの親兄弟らであった。
 私は当然叔父さん本人にお会いした事がないので、ダンナやダンナの親戚から話を聞く事でしか知る事がなかったが、叔父さんの当時の職場の同僚らや他の人達の話を聞いても、いい人だったんだなぁ、と感じた。叔父さんが亡くなったのは享年35歳だったそうだから、今のダンナの年齢とは3つしか違わない(汗)。そう思うと、本当に若くして亡くなってしまったんだなぁ・・・と実感した。残された叔母さんや子供達は大変だったんだろうな、と改めて思った。
 そんな子供達(上が兄、下が妹)も今年、妹さんが大学を卒業して就職するということで、叔母さんもやっと少しは肩の荷が降りるのかな。(叔父さんが亡くなった時、妹さんの方はまだ2歳だったらしいので、ほとんどお父さんの記憶がないらしい)


 私なんかが出席させてもらってもよかったのかな(汗)、とも思ったけど、いい経験をさせてもらったと思う。特に妹さんと久しぶりに会えたのは嬉しかったな。前に会ったのはたぶん5〜6年前だし。それにしても時が経つのは早いなぁ。この妹さん、私らの結婚式に出てくれた時は、まだ中学生だったのに(^^; 今じゃすっかりステキな娘さんだもんね、うん。
 
 

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