続・火事顛末記
2002年8月24日 自分だって他で火事起こったらつい見に行っちゃうクセに! とわかっていながらも、いざ自分が当事者になると、ヤジ馬でそういう風に見られるとやっぱ腹が立つな、とは思った。いや、面白がられてるワケではないんだろうけどさ。でも中にはやっぱそういう人もいるかもしれないし。
まだマンションの近くは結構煙もあったし、まだ肺も少しむせる感じがしてたので、とりあえず「少し火が収まるのを待ってから広場に戻ろう」、と、少しそのまま炎が見える歩道の方で待っていた。
少ーし火が収まってきたかな・・・? と思ったところでようやく広場に戻った。建物の方を見ると、今消防士さんに助けられた小さい子もいたようだ。私はすぐ逃げてきたけど、その後電話して少し落ち着いてから戻ってきたのだから、結構長い間中にいたのか? と心配になったが、助け出されたところを見るとどうやら無事のよう。良かった。
そして次は知ってる人の近くに行こう、と思った。我が家はそんな頻繁に近所づきあいをしている方ではないが、以前理事会の役員をやっていたこともあり、同じ階の住人もしくは真下の住人なら、そこそこ顔見知りだったり声をかける位はできるからだ。それにこういうダンナがまだ帰ってきてない時は、やはり誰か知っている人の近くにいないと落ち着かない。タダでさえ携帯を部屋に忘れてきているのに(泣)。
そう思って少しウロウロしていたところで、同じ階の顔見知りの方に会えた。こんなところで改めてご挨拶。そして安否や部屋の状況等を聞いてみる。どうやらウチよりも燃えた部屋から近い・・・というか、ちょうど真上に近い位置に部屋があったため、煙がもろに上がってきたようで、かなりダンナさんの顔やら腕が黒くすすけていた。でも「お互い無事でよかったですね!」と安全を確かめ合う。
そんな中、「ケガしてる人や煙を吸って気分が悪い人は救急車の方へ!」と呼ばれたので、とりあえずそのダンナさんは煙で少し頭がクラクラするから、とのことで看てもらいに移動していった。
再び私一人になったが、周りを見回すとやはり理事会の時に一緒になった男性の方や、理事会の引継ぎの時にご挨拶した方(Kさん、としておく)を見かけ、話しかけた。
Kさんは他のご家族は子供の友人宅に避難しているらしく、ダンナさんが一人でマンション前に残って待機しているとのことだった。私もダンナが戻ってくるまでは一人だったので、しばらくKさんと話をさせてもらっていた。しかも私がうっかり部屋に携帯を忘れたことを言うと、時間を見てくれたり、ダンナに途中連絡する時に携帯を貸してくれたりした。
Kさん、改めてありがとうございました!<ここは見てないと思うぞ
Kさんと話してる時に逃げる服装の話になったのだが、中には入浴中に火事に気づいた人もいたようで、その為バスタオルを巻いて逃げ出した人もいたらしい。
自分のカッコはというと・・・一応Tシャツとショートパンツ。部屋着とは言え、まともなカッコで良かった・・・。
(でも後で気づいたら思いっきりスッピンだった。マユ毛ないし(爆)。)
そろそろ部屋を出て1時間もした頃だろうか。そうこうしているうちにダンナが到着した。この時、PM9:30位だったかな。
これまでの状況をダンナにも話す。ダンナは一番燃えたり煙の凄かった状況を目の当たりにしていない為、イマイチどれだけ大変だったかが理解しにくいらしい。ま、しょうがないんだけど。
そうしてしばらく待っている間に、3階の部屋の方が消防士さん達に呼ばれた。燃えた部屋の下の住人さん対象のようだ。・・・どうやら消火作業で水をかぶった方々の部屋の確認をしてもらいたいらしい(汗汗)。
それから15分位経った頃だろうか。はっきり時間は覚えてないが、ようやく火も完全に収まり、安全が確認できたようで「部屋に戻っても大丈夫です」とのお達しが来た。「もし部屋に帰って異常があるようなら、廊下から手を振って下さい」と消防士さんは言った。
ああ、やっと戻れる・・・(感涙)。
燃えた部屋がエレベータに近いようなので、私らは非常階段で歩いて戻った。・・・8階まで(泣)。
疲れました。そりゃそうだ。
カギを開け、部屋に入る。
(ところでこういう時は、カギは開けて逃げるべきなのか、それとも閉めて逃げるべきなのか? 誰か教えてー。だってダンナは『こういう時狙って空き巣入るかもしれないから閉めて正解だよ!』というが・・・。どこに燃えさかってるマンションにわざわざ空き巣に入ろうとするバカがいるんだ! とも思ったんだが。)
・・・あっ、電気つけっぱなしだった。・・・うっ、見事に煙こげ臭い・・・(汗)。
でも逃げる時のすばやい対応が良かったせいか、換気扇から結構煙は出ていってるようだ。窓も開けたかったが、窓を開けたところでまだ外も煙臭い。というわけで、引き続き換気扇フル回転。
そこで台所の換気扇のフィルターを見て「げっ!!」 ・・・フィルター、真っ黒・・・(汗汗)。まぁ、逆に煙がここから出てった証拠だ、と思えばいいのかな、と。フィルターは換えられるし。
ただ一つ。壁の換気口を閉めるのを忘れていた。その為、換気口の周りは真っ黒(泣)。まぁでも急いでる時はそこまで頭回らないよ。とっさにパニクらないで、一瞬で色々考えて動けただけでも自分は凄かったな、と後で思った。
部屋は煙臭いだけかなー? と思っていたんだが、なんと床を歩くと足の裏が黒くなる(驚&泣)。ゴミ袋もややすすけてる。
というわけで、床と畳の拭き掃除敢行。
その後ようやく落ち着いた所でお腹もすいたので、やっと晩御飯の準備に入れた。「あっ、ご飯だけないー!」と思っていたが、冷凍庫を見ると冷凍していたご飯のかたまりが三つ。よかった、これでおかずはあるし味噌汁は残りがあるし、晩御飯がすぐ食べられる♪ よかったよ今日は手抜き料理にしておいて。この分じゃもし近所のコンビニで弁当買いに行っても、まだ食べてない家の人がみんな買っていって売り切れて、ウチが買い損ねる可能性もあったからね。
でも子供いる家多いから、もう普通の家は食べ終わってたのかな?<火事は8時過ぎだったので
まぁとにかく、ウチは大きな被害がなかったのが不幸中の幸いかな。部屋自体はまったく大丈夫だったし、ちょっとすすけた位で済んだし、煙もあまり吸わなかったし、ケガもなかったから。マンション全体でも軽症の人はいても重体患者や死人までは出なかったし。
(ちなみにウチのマンション、100戸以上。一応大規模マンションってことになっている)。それに窓を開けてたから早く気づいた、ってのもあるかな。暑くて窓閉め切ってエアコン効かせてたら、もっと気づくの遅かったかも。危ない危ない・・・。
それにしても、まさかこんな経験をするとは思わなかった。貴重な体験と言えば体験だけど、できることならもう二度と経験したくはないね。
ちなみにまだ出火原因はわかってないそうな。
みんな、防犯ももちろんだけど火事にもほんとにほんっとに気をつけて!! 特に煙のあの怖さは体感して恐ろしい程わかったから。しばらく、あの煙の臭いが怖くて花火やるのもちょっと怖くなりそう・・・。
うー、いやだっ(涙)。
まだマンションの近くは結構煙もあったし、まだ肺も少しむせる感じがしてたので、とりあえず「少し火が収まるのを待ってから広場に戻ろう」、と、少しそのまま炎が見える歩道の方で待っていた。
少ーし火が収まってきたかな・・・? と思ったところでようやく広場に戻った。建物の方を見ると、今消防士さんに助けられた小さい子もいたようだ。私はすぐ逃げてきたけど、その後電話して少し落ち着いてから戻ってきたのだから、結構長い間中にいたのか? と心配になったが、助け出されたところを見るとどうやら無事のよう。良かった。
そして次は知ってる人の近くに行こう、と思った。我が家はそんな頻繁に近所づきあいをしている方ではないが、以前理事会の役員をやっていたこともあり、同じ階の住人もしくは真下の住人なら、そこそこ顔見知りだったり声をかける位はできるからだ。それにこういうダンナがまだ帰ってきてない時は、やはり誰か知っている人の近くにいないと落ち着かない。タダでさえ携帯を部屋に忘れてきているのに(泣)。
そう思って少しウロウロしていたところで、同じ階の顔見知りの方に会えた。こんなところで改めてご挨拶。そして安否や部屋の状況等を聞いてみる。どうやらウチよりも燃えた部屋から近い・・・というか、ちょうど真上に近い位置に部屋があったため、煙がもろに上がってきたようで、かなりダンナさんの顔やら腕が黒くすすけていた。でも「お互い無事でよかったですね!」と安全を確かめ合う。
そんな中、「ケガしてる人や煙を吸って気分が悪い人は救急車の方へ!」と呼ばれたので、とりあえずそのダンナさんは煙で少し頭がクラクラするから、とのことで看てもらいに移動していった。
再び私一人になったが、周りを見回すとやはり理事会の時に一緒になった男性の方や、理事会の引継ぎの時にご挨拶した方(Kさん、としておく)を見かけ、話しかけた。
Kさんは他のご家族は子供の友人宅に避難しているらしく、ダンナさんが一人でマンション前に残って待機しているとのことだった。私もダンナが戻ってくるまでは一人だったので、しばらくKさんと話をさせてもらっていた。しかも私がうっかり部屋に携帯を忘れたことを言うと、時間を見てくれたり、ダンナに途中連絡する時に携帯を貸してくれたりした。
Kさん、改めてありがとうございました!<ここは見てないと思うぞ
Kさんと話してる時に逃げる服装の話になったのだが、中には入浴中に火事に気づいた人もいたようで、その為バスタオルを巻いて逃げ出した人もいたらしい。
自分のカッコはというと・・・一応Tシャツとショートパンツ。部屋着とは言え、まともなカッコで良かった・・・。
(でも後で気づいたら思いっきりスッピンだった。マユ毛ないし(爆)。)
そろそろ部屋を出て1時間もした頃だろうか。そうこうしているうちにダンナが到着した。この時、PM9:30位だったかな。
これまでの状況をダンナにも話す。ダンナは一番燃えたり煙の凄かった状況を目の当たりにしていない為、イマイチどれだけ大変だったかが理解しにくいらしい。ま、しょうがないんだけど。
そうしてしばらく待っている間に、3階の部屋の方が消防士さん達に呼ばれた。燃えた部屋の下の住人さん対象のようだ。・・・どうやら消火作業で水をかぶった方々の部屋の確認をしてもらいたいらしい(汗汗)。
それから15分位経った頃だろうか。はっきり時間は覚えてないが、ようやく火も完全に収まり、安全が確認できたようで「部屋に戻っても大丈夫です」とのお達しが来た。「もし部屋に帰って異常があるようなら、廊下から手を振って下さい」と消防士さんは言った。
ああ、やっと戻れる・・・(感涙)。
燃えた部屋がエレベータに近いようなので、私らは非常階段で歩いて戻った。・・・8階まで(泣)。
疲れました。そりゃそうだ。
カギを開け、部屋に入る。
(ところでこういう時は、カギは開けて逃げるべきなのか、それとも閉めて逃げるべきなのか? 誰か教えてー。だってダンナは『こういう時狙って空き巣入るかもしれないから閉めて正解だよ!』というが・・・。どこに燃えさかってるマンションにわざわざ空き巣に入ろうとするバカがいるんだ! とも思ったんだが。)
・・・あっ、電気つけっぱなしだった。・・・うっ、見事に煙こげ臭い・・・(汗)。
でも逃げる時のすばやい対応が良かったせいか、換気扇から結構煙は出ていってるようだ。窓も開けたかったが、窓を開けたところでまだ外も煙臭い。というわけで、引き続き換気扇フル回転。
そこで台所の換気扇のフィルターを見て「げっ!!」 ・・・フィルター、真っ黒・・・(汗汗)。まぁ、逆に煙がここから出てった証拠だ、と思えばいいのかな、と。フィルターは換えられるし。
ただ一つ。壁の換気口を閉めるのを忘れていた。その為、換気口の周りは真っ黒(泣)。まぁでも急いでる時はそこまで頭回らないよ。とっさにパニクらないで、一瞬で色々考えて動けただけでも自分は凄かったな、と後で思った。
部屋は煙臭いだけかなー? と思っていたんだが、なんと床を歩くと足の裏が黒くなる(驚&泣)。ゴミ袋もややすすけてる。
というわけで、床と畳の拭き掃除敢行。
その後ようやく落ち着いた所でお腹もすいたので、やっと晩御飯の準備に入れた。「あっ、ご飯だけないー!」と思っていたが、冷凍庫を見ると冷凍していたご飯のかたまりが三つ。よかった、これでおかずはあるし味噌汁は残りがあるし、晩御飯がすぐ食べられる♪ よかったよ今日は手抜き料理にしておいて。この分じゃもし近所のコンビニで弁当買いに行っても、まだ食べてない家の人がみんな買っていって売り切れて、ウチが買い損ねる可能性もあったからね。
でも子供いる家多いから、もう普通の家は食べ終わってたのかな?<火事は8時過ぎだったので
まぁとにかく、ウチは大きな被害がなかったのが不幸中の幸いかな。部屋自体はまったく大丈夫だったし、ちょっとすすけた位で済んだし、煙もあまり吸わなかったし、ケガもなかったから。マンション全体でも軽症の人はいても重体患者や死人までは出なかったし。
(ちなみにウチのマンション、100戸以上。一応大規模マンションってことになっている)。それに窓を開けてたから早く気づいた、ってのもあるかな。暑くて窓閉め切ってエアコン効かせてたら、もっと気づくの遅かったかも。危ない危ない・・・。
それにしても、まさかこんな経験をするとは思わなかった。貴重な体験と言えば体験だけど、できることならもう二度と経験したくはないね。
ちなみにまだ出火原因はわかってないそうな。
みんな、防犯ももちろんだけど火事にもほんとにほんっとに気をつけて!! 特に煙のあの怖さは体感して恐ろしい程わかったから。しばらく、あの煙の臭いが怖くて花火やるのもちょっと怖くなりそう・・・。
うー、いやだっ(涙)。
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