昨日はとりあえず、無事に部屋に戻った段階での一言しか書けなかったよ。心境的に。
 
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 というわけで、落ち着いた所で昨日の事件詳細を。
 
 時はPM8:10過ぎ頃。私はTVでやってるG-YB戦@東京ドームを見ている真っ最中。まだダンナは帰ってきておらず、そろそろ晩御飯の為のご飯を炊く用意をしよう(おかず類は本日買い物済みだった)かと、台所に立とうとしていたところだった。
 が、現在我が家のエアコンの空気清浄フィルタがチェック時期に入っており、「あー、フィルタ外して洗ったり、光再生フィルタ外して日光浴(?)させなきゃな〜」と、エアコンの説明書を引っ張り出してきて、改めて読んでいた。
 
 その時、なんとなく花火の火薬っぽい臭いが外からしてきた。最近は窓を開けると涼しい気候になってたため、風通しを良くしようと窓を開けてたので気になったのだ。
「まさか、ウチのマンションのベランダで花火やってるバカはいないよなぁ〜。」
なんて思っていた(ちょうどその日、朝の番組で『自分のマンションの上の部屋の住人が、子供にベランダで花火をさせてて非常識だ。慰謝料をとりたい』というのをやっていたので。それが頭にあった)。でも『パン!』って音が聞こえた気もしたので、「もしかして隣りの公園でどっかのガキが花火やってるのか?!」と思い、気になってベランダに出て公園を見てみよう・・・と、ベランダに出たその時。私は目を疑った。
 
 な、なんと!!
 ウチの斜め下方向の部屋からもくもくと真っ黒な煙が上がってきているではないか!!!!(激汗)
 ハッキリと炎も見えた・・・。
 
 
 うわーーーーーーーーーーーーー!!!!!!(パニック)
 
 
 これはヤバイ!! ヤバすぎる!!!
「逃げなきゃ!!!」
 とっさに頭にそうよぎった。 
 それからの私は一瞬の判断で次々と行動に移した。
 
 まずは即座に部屋に入ってすぐ窓を閉めた。居間と和室の両方を開けていたのですぐ閉め、カギをかけた。が、すでにかなり煙が部屋の中に入って来ていた。
 く、苦しくなりそうだ・・・ヤバイ・・・。とにかく反対側のドアを開けて煙を逃がそう・・・とドアを開けた。が・・・すでに廊下側にも煙が結構来ている!!!
 やばい!! とにかく急いで避難しなきゃマジ危ない!!

 そう思ってドアも一旦閉め、寝室側の窓も閉め、脱衣所の換気扇と台所の換気扇を一応ガンガンに回して部屋を脱出することにした。
 そしてTVも消し、部屋を出ようと思ったその時・・・部屋のカギを持って出るのを忘れそうになった。ウチのマンションはオートロックだから、カギを持っていないと後で中に入れなくなってしまうのだ。だからそこでとっさに「とにかくカギだけは!!」と思って戻った。そこでまた一瞬冷静になり、「貴重品は持って出よう! ・・・って、カギはいつもカバンに入れて持ち歩いているんだった」と気づき、とりあえずカバン丸ごとだけ持って外に出、カギをかけて目の前の非常階段を降りた(ウチは幸い非常階段が目の前の部屋なのである)。給料日前だったので現金はほとんどなかったが、カバンの財布にキャッシュカードが入ってるので、いざという時はなんとかなるだろう、というのもあった。
 階段を降りながら、肺が煙でむせてくる感じがしてきたので、途中でハンカチを持っているのを思い出し、急いで鼻と口にあてていった。
 
 非常階段を降りてる途中、踊り場ではやはり人が数人ずついた。5階か6階辺りの踊り場に来た時、「これ、やっぱり下まで避難しちゃっていいんですかね? 119番した方が・・・?」と話しかけられたので、私は「とりあえずやっぱり1階まで避難するべきでしょう!」と言い、急いでそのまま階段を降りていった。
 
 ようやく8階の部屋から1階まで辿り着き、マンションの公開広場に行くと、案の定住人の方々はみな避難していた。私も「119番・・・」と思ったが、そこで
「あっ!!! ・・・携帯、テーブルの上に忘れてきた・・・。」
 と気づいてしまった(大汗)。
 なんて事! いつもはカバンのポケットに入れておくか、カバンの上に置いておくのに・・・。今日に限ってテーブルの上に置いてたので、急いで部屋を出る時にはまったく気づかなかったのだ。ああ私のバカバカバカ(涙)。
(カバンに入れておくとメールや電話が来た時、音がこもって気づきづらいので、そう思って今日はテーブルの上に置いておいたのだ。)

 そこで少し冷静になり、「ウチのマンション、これだけ人数居れば私が電話しなくても、誰かが絶対119番してるはずだ!」と思い、ダイヤルしなくても大丈夫、と考えた。が、とにかくまだ会社にいるダンナにだけは知らせないと・・・と思いつつ、手元には携帯がない。
「あっ、カバンにそういえばテレカが入ってた!」
 と気づいた私は、とりあえず公衆電話から電話しようと、近所のコンビニに向かってダッシュ。
 
 前に一人使ってる人がいたが、イライラしながら終わるのを待つ。そして使えるようになったところで、一応暗記していたダンナの前の部署の電話番号をプッシュした<4月から部署と電話番号は変わってるのだが、とりあえず会社に繋がればなんとかなるだろう、との思いだった。
 そしてダンナに取り次いでもらう。
 
ダンナ「もしもし、お電話変わりました。」 
私「もしもし?! 私! あのね、今ウチのマンション、火事! 火事なの!!」
ダンナ「はあぁーーー?!!」
 
 ・・・そりゃ普通はそうだろ。いきなり何かと思うよな。
 
ダンナ「・・・ウチは大丈夫なの?」
私「とりあえず、ウチよりは下の階だし、ウチから結構斜め下だから部屋は大丈夫。だけど煙が部屋に入ってきたから急いで外に避難したとこ。」
ダンナ「カメは大丈夫?」
私「・・・水があるから、煙吸わないで水に潜ってればたぶん大丈夫でしょう?」<だってホントにそう思ったんだもん
ダンナ「うん、じゃあとりあえず仕事も大丈夫そうだから、すぐ帰るわ。」
私「わかった。あ、私携帯忘れてきて今公衆電話からかけてるから、こっちに電話通じないから。」
ダンナ「はいはい。じゃあ」
 
 正直、「やけに冷静だなぁ」ともちょっと思ったが、後で本人に聞くと「とりあえず電話してきたってことはおまえは無事だし、部屋もカメも無事そう、ってわかったから、そんなに慌てなかった」とのこと。なるほど。
 
 電話を終え、一旦またマンションの広場に戻ろうとした。その時、さっき自分の部屋からはよくわからなかった、燃えている部屋の光景がありありと見えた。 これをじっくり見た時、言葉を失った。

 4階が・・・4階の部屋から炎が勢いよく燃えている・・・。
 まさか、ウチの住んでいるところからこんな火事が出るなんて・・・。信じられなかった。
 とりあえずはしご車が裏に入れたようなので、はしご車から消火活動にあたっていた。ホースからすごい勢いで水が出てるのに、なかなか火は収まらない。それを見た時、「とにかく早く火消えて・・・。他の部屋に被害が行く前に・・・!」と思っていた。正直な感想だ。
 
 そう思ってる時に、近所の人がヤジ馬で来て見てて「わー、すげぇ!」とか言ってるのを見ると、正直ムカついてくる気持ちもやっぱりあった。
 
 続く。
 
 

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